■■■ドリラー定石・テクニック集<高速編>■■■
スコアを狙い出すと、早く、且つAIRを確実に回収せねばなりません。そうすると普通とはちょっと違ったプレイスタイルになるのです。キーワードは“Xブロックを壊す”です。
▼AIR計画前半
▼AIR計画後半
▼AIR回収の注意事項
▼Xブロックの壊し方
▼より速く
▼AIR残量の回復
▼AIR計画前半
AIRは100%以上には増えません。また、AIR残量によるボーナスもありません。と、いうことは前半ではAIRが余るということです。
Xブロックを壊すとAIRが−20%、AIRを取るとAIRが+22%ですので、ひとつのAIRを取るにあたってひとつのXブロックを壊してもAIR残量は+2%で問題はありません。
スコアを狙う場合は、総点数が35万7千点にもなるAIRの点数をおろそかにするわけにはいきません。AIRは84個あるので、どこで落とそうと1個落とせば最後のAIRの8400点が消えて無くなるわけです。2つめは8300点、3つ目は8200点ですね。100万点のゲームで1万弱の点数を逃すことの大きさは計り知れません。TIMEボーナスと比較すると17秒程度になります。17秒かけてでも回収しましょう。
前半ではAIR残量の減り方が少ないこともあって、数個にひとつ、まともに回収すれば窒息することはありません。そこで、2色面までのAIR計画は
レベル1 : 行く手を阻むXブロックは破壊する。
レベル2 : 大きなブロックの関係で取りにくい場合はAIRの上のXブロックを壊す。
レベル3 : 4方向をXブロックで囲まれたAIRは迷わずXブロックを壊して回収する。
レベル4 : すべてのAIRがXブロックで囲まれているので、すべてのAIRをXブロックを壊して回収する。レベル3クリア時にAIR残量の貯金が必要。
レベル5 : レベル4で減ったAIRを回復させる。
となります。これで、今まで不安定だった前半はかなりの安定を見せるはず。
▼AIR計画後半
前半のAIR計画はよいのですが、後半はそう簡単にはいきません。なぜならAIR残量の減り方が早いからです。ここからはAIR回収力との相談になってきます。考え方は、
1:AIRを普通に回収しつつ掘り進んでいく。
2:回収が難しいAIRは迷わずXブロック1個とひきかえに回収する。
3:AIR残量に余裕がある場合はXブロックを破壊してAIRを回収し、時間短縮をめざす。
となります。1、2はAIRの全回収を目指す場合は大前提です。タイムに関係するのは3の部分です。いうなれば、Xブロックを多く壊すほどタイムは縮むということです。
ここのバランスはそのひとのAIRの回収力に依存する部分なので適当なパターンはありません。自分の力量にあわせて窒息しない程度にXブロックを壊してください。
▼AIR回収の注意事項
推奨される取り方と推奨されない取り方があります。要するに、できるだけ待ち時間の少ない取り方の方がAIRを取り終えた時のAIR残量が多いというところがポイントです。すばやく取れば回復量が多い、正確には同じ回復量を得るために消費するAIRが少ないということですね。
また、AIRを回収していく時にも出来るだけ時間に無駄の無い回収をめざしたいところです。前半では、AIRを直接取っていくのが一番です。つまり、AIRの落下を下で待ったり、Xブロックをどかせるために待ったりしないということです。Xブロックが行く手を阻む場合は壊してAIRを回収します。先に述べたように、余分なAIR残量は必要ないので、点数としてAIRを回収していきます。詳細なパターンはXブロックの壊し方を参考にして下さい。
500m以降ではAIRの減り方が激しくなり始めます。AIRはすべてXブロックで四方を囲まれてでてきますので、回収も難しいですね。少なくともXブロックを壊さずに直接取ることはできません。500m以降ではスピードもそれなりにアップしてるので、落下させて下で取る方法を採用します。インストカードのような、Xブロックをどかせて取る方法は遅いので推奨されません。具体的なパターンは後述。
落下式の取り方の利点は、AIRの落下時間を待つ間に下に移動できることです。ですが、行く手をXブロックで塞がれていたりすると待たねばなりません。AIRの下にXブロックがないようなものを選べばいいのですが、見えないものはどうしようもありませんよね。
しかし、細かい取り方をどうこういう以前に、一番大事なことは迷わずに回収することです。迷ってうろうろすることが一番悪いので、迷うぐらいなら少々遅い取り方でも確実に回収しましょう。
▼Xブロックの壊し方
ここでは主に前半でのXブロックの壊し方を解説します。
AIRと自分のいる側の間にXブロックが存在する場合がありますが、これを避けて進もうとすると思考時間やブロックの落下待ちなどで時間をロスするので、図4.1や図4.2の様に、行く手を阻むXブロックを破壊します。どうせ、AIR残量は余ってるのですから、悩むより壊したほうが速くて確実で安全です。
図4.1 | 図4.2 |
また、図4.3の様に、AIRの隣が縦に3つ以上繋がってる場合、そのまま下に掘ってしまうとAIRを直接とれなくなります。そこで横方向にXブロックを壊してAIRを回収します。
図4.3 |
また、四方をXブロックで囲まれている場合は図4.4の様にAIRをとるわけですが、矢印の通りに単に移動した場合、上のオレンジのブロックが落ちてきて潰されてしまいます。
そこで、Xブロックを壊し、もともとXブロックがあった位置で間を取り、それからAIRをとります。すると、Xブロックがあった地点にオレンジのブロックが落ちてくるので、それを壊して下にすすみます。
このパターンを使っていると、稀に図4.5のような状況にであうことがあります。何がちがうかというと、落下してきた緑ブロックが消滅する点です。ブロックは完全に消えるまで当たり判定があり、消えかかっているブロックのある位置に移動することができません。ドリルで壊した場合は、すぐに消滅するのに対し、4つ以上のブロックがくっついて消えた場合は消滅までに時間がかかります。
なので、図4.5のような状態では、Xブロックのあった地点で、ぎりぎりまで上のブロックの落下を待ちます。そうしないと、AIRの位置で上のXブロックにぷちっと潰されてしまうのです。
図4.4 | 図4.5 |
▼より速く
図4.4のような状態でも、AIRの場所でブロックの落下待ちをするのがいやならアクションパワーを使いましょう。連射付き、ないし、交互連に自信のある方の場合、図4.6のように、ストッパーになってくれるブロックがあればブロックの落下待ちをせずとも間に合います。ちょうど、網掛けの部分でオレンジブロックが止まるので、大丈夫と言うわけです。これ以上、ストッパーとなるブロックが下にある場合は危険です。図の位置までが安全圏です。
ただし、図4.7の様に横に抜ける場合は確実なので、こちらが使える場合はこちらを利用しましょう。
図4.6 | 図4.7 |
▼AIR残量の回復
AIRを回復させる場合は、落下式でAIRを回収したいところです。中盤〜後半でわりとでてくるパターンの中で、回収に適しているのが図5.1と図5.2のパターン。矢印の様に壊していくと、AIRの下のXブロックが消えて、AIRが落ちてくるわけです。AIRの上のXブロックは左のXブロックとくっついて屋根になるので、一石二鳥ですね。
図5.1 | 図5.2 |